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MIMDとは、Multiple Instruction stream/Multiple Data streamの略で、代表的な並列処理方式の1つです。
この記事の目次です。
1. MIMDとは
2. MIMDの特徴
3. MIMDシステム
4. MIMD型のマシンの分類
MIMDとは、Multiple Instruction stream/Multiple Data streamの略で、代表的な並列処理方式の1つです。 SIMDをより柔軟で最も汎用的なコンピューターアーキテクチャと言われています。
MIMDは並列性を実現するための手法です。 MIMDを使用するマシンには、非同期で独立して動作する複数のプロセッサがあります。 どのプロセッサでも、異なるデータに対して異なる命令をいつでも実行できます。
MIMDアーキテクチャは、N個の独立した密結合プロセッサのセット、独立して非同期に動作するプロセッサーが含まれ、 各プロセッサは、すべてのプロセッサに共通で、他のプロセッサから直接アクセスすることができないメモリを含みます。
なお、MIMDアーキテクチャは、支援設計、シミュレーション、モデリング、スイッチなどの幅広いアプリケーションで使用されます。
MIMDには以下の特徴があります。
個々のサブコンピュータは、そのコンピュータアーキテクチャに関して最適化することができ、単一命令単一データ (SISD) 、単一命令複数データ (SIMD) 、または [MIMD] アーキテクチャとして実装することができます。 MIMD アーキテクチャでは、各プロセッサはそのコマンドを受け取り、記憶のためのメモリを有します。
MIMD型のマシンは、共有メモリ型と分散メモリ型に分類されます。
共有メモリ型は、単純なバスを使ったバス方式や、階層型のバスを使った階層型バス方式があります。
分散メモリ型は、各プロセッサにローカルなメモリが個別に配置されたMIMDマシンで、ハイパーキューブ型やメッシュ型の相互接続ネットワークを使うことが多いです。
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