ハードウェアのWeb教科書―コンピュータの仕組みを学ぼう!
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ハードウェアとは、コンピュータの物理的もしくは電子的な装置や部品のことを表すことばです。
この記事の目次です。
1. ハードウェアとは
2. パソコンの例
3. ハードウェアという用語の使い方の例
4. ハードウェアとソフトウェアの違い
5. コンピューターの五大機能・装置
ハードウェアとは、コンピュータの物理的もしくは電子的な装置や部品のことを表すことばです。 本来は金物を意味することばですが、コンピュータ分野ではコンピュータ・システムを構成する個々の機器のことを表し、また、それらの総称としても用いられます。
英語のhardwareの意味は以下になります。
ハードウェアの意味は、本来は「金物類、金属製品」の意味の英語で「木製」と対比される英語ですが、コンピュータの分野ではソフトウェアと対比される言葉となっています。
コンピュータの分野におけるハードウェアの意味は、ソフトウェアの概念と対になり、ハードウェアは、ソフトウェアとして指示された命令の集まりから、順番に命令を取り出して、実行する役割を持つものということになります。
例えばパソコンのモニターやハードディスク、キーボード、マウス、プリンターなどがハードウェアにあたります。
ハードウェアという用語の使い方の例をいくつかあげてみます。
あるプログラムが、特定のハードウェアでだけ動作することをハードウェア依存といいます。
Mac用のソフトがWindowsで動作しないことなどをいいます。 ゲーム専用機などでは顕著で、基本的にそのゲーム機向けに開発されたゲームでしか遊べません。 別の言い方で機種依存ともいいます。
ハードウェアの故障のことをハードウェア障害ということがあります。 原因には断線、ショート、接触不良、ディスク破損などがあげられます。
ハードウェアの資源のことをハードウェア・リソースといいます。 各種I/O、メモリ、バスなど、範囲が広い意味での資源のことをいいます。
ハードウェアが、CPUにある信号を送るときに発生する割込みをハードウェア割込みといいます。 割込みは処理が中断されてCPUの受け取った信号に応じて処理が行われることをいいます。 周辺ブロックなどからのハードウェア・レベルの割込みで、タイマー割込みなどがハードウェア割込みに該当します。
ハードウェアと対比して、ソフトウェアという言葉があります。 ハードウェアとソフトウェアの違いはなんでしょうか。
ハードウェアに対して、コンピュータを動かすためのプログラムなどのことをソフトウェアといいます。
ハードウェアは、パソコン本体やモニター、マウスなどコンピュータを構成する電子回路や周辺機器などの物理的に実体を持つものです。 それに対して、ソフトウェアは物理的な実体を持たないものです。 俗にソフトやアプリといわれるものがソフトウェアです。
つまりハードウェアとソフトウェアの違いは実態があるかどうかということですね。
最近ではソフトウェアキーボードが登場して、ハードウェアキーボードという言葉が登場しています。 ハードウェアキーボードは従来からあるコンピュータを構成する物質的な装置としてのキーボードです。 iPhoneの画面に表示されるタイプのソフトウェアキーボードが登場して対比的に用いられる言葉です。
コンピュータは、CPU、メモリ・ハードディスク、モニター、キーボードなど、さまざまなハードウェアから構成されます。
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