ハードウェアのWeb教科書―コンピュータの仕組みを学ぼう!
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ハードウェアの消費電力は特に組込み機器では重要です。消費電力とは何かをテーマに情報をまとめています。
このページの目次です。
1. 消費電力とは
2. 低消費電力化
3. リーク電流
4. パワーゲーティング
5. クロックゲーティング
消費電力とは、電気回路で消費される電力のことです。
消費電力の英語は「power consumption」です。
消費電力の単位は「W(ワット)」です。
消費電力の求め方(計算式)は「電圧(V:ボルト)×電流(A:アンペア)」です。
ボルトは電気を流す力を、アンペアは1秒間に流れている電気の量を表します。
主な電化製品の消費電力の目安です。
家電製品の種類 | 消費電力 |
---|---|
エアコン | 45~2000W |
冷蔵庫 | 150~500W |
テレビ | 300~500W |
デスクトップPC | 100~300W |
低消費電力技術は、電子部品である半導体素子内部での消費電力を削減する技術です。
リーク電流は、電子回路の内部で、本来電流が流れない絶縁された箇所から漏れ出るように電流が流れる現象です。 回路の誤作動や消費電力・発熱量などの性能の劣化の原因となります。
パワーゲーティングは、集積回路内の使用していない演算回路ブロックへの電源を遮断することでリーク電流の削減を図る技術です。
クロックゲーティングとは、 あるクロックサイクルで使用されないロジックをそのサイクル間はトグルしないようにすることをいいます。
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