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プロセッサのアーキテクチャ

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プロセッサのアーキテクチャについてまとめています。

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目次

このページの目次です。

1. データ処理の単位
2. 命令形式
3. ワイヤドロジック制御方式
4. 命令セット
5. マイクロプログラム制御方式

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1. データ処理の単位

プロセッサのアーキテクチャによって、プロセッサが1命令で処理するデータサイズに違いがあります。

ビット

ビットは、英語で「bit」、binary digitの2語の一部を組み合わせた用語です。 データの基本単位で2進数の1桁です。

キャラクタ

キャラクタは、英語で「character」、文字のことです。

バイト

バイトは、8ビット分のデータを1とするデータの単位です。

ワード

ワードは、英語で「word」、データ量の単位です。 4バイトだったり8バイトだったりとプロセッサやOSの種類などに応じて大きさが変わります。

量子ビット(Quantum bit)

量子ビットは、英語で「Quantum bit」、量子コンピューターで扱われる情報の最小単位です。 0と1のほか、0と1とを重ね合わせた状態も表すことができます。

2. 命令形式

1命令で処理するオペランドの数で命令の形式を分類できます。

1オペランド形式

1オペランド形式はオペランドが1個ある命令形式です。

2オペランド形式

2オペランド形式はオペランドが2個ある命令形式です。

3. ワイヤドロジック制御方式

ワイヤドロジック制御方式は、コンピューターの制御部と演算部で行われるすべての命令の実行を、電子回路だけで制御する方式です。

4. 命令セット

プロセッサのアーキテクチャによって命令セットに違いがあり、プロセッサアーキテクチャとしてはRISCとCISCがあります。

RISC

RISCは、固定長の少数の単純な命令のみを備え、実行効率を向上させるという考え方のプロセッサアーキテクチャです。 主に高性能コンピュータ向けや携帯機器向けのプロセッサ製品で採用されています。

CISC

CISCは、複雑で高度な機能を持つ命令語をなるべくたくさん用意する考え方のプロセッサアーキテクチャです。 パソコン向けなどで広く普及しているインテルのx86/x86-64系プロセッサなどが代表的で採用されています。

5. マイクロプログラム制御方式

マイクロプログラム制御方式は、プロセッサが実行する機械語の命令列を、より単純な命令の列であるマイクロコードに自動変換を行う方式です。

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